2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

書評『音盤考現学』

片山杜秀『音盤考現学』アルテスパブリッシング, 2008年. 「蔵が深い」とは茶の湯の世界で、道具を豊富に蓄えていること。この言葉は、道具の物量が多いことを指してもいるが、むしろ、取り合わせの多彩さについて述べていると考えた方がよい。四季折々、時…

日本テレマン協会のベートーヴェン

日本テレマン協会の「ベートーヴェン交響曲全曲&合唱幻想曲・荘厳ミサ曲」シリーズの第一夜(大阪・いずみホール)に出かけました。プログラムは<第一番ハ長調>と<第三番変ホ長調「英雄」>。作曲当時の楽器・奏法・編成、そしてメトロノーム記号を踏ま…